なお、12月現在、二宮敦人氏による朗読動画を公開中だ。下記のYouTubeでは、第4話「自分の、自分による、自分のための誕生日」の冒頭を作者が読んでいるのを視聴できる。
著者プロフィール
作者・二宮敦人氏は、1985年東京都生まれの作家。『!(ビックリマーク)』(アルファポリス)でデビュー。作品に『最後の秘境 東京藝大-天才たちのカオスな日常』『ぼくらは人間修行中-はんぶん人間、はんぶんおさる。』(以上、新潮社)、『世にも美しき数学者の日常』(幻冬舎)、「最後の医者は桜を見上げて君を想う」シリーズ、「郵便配達人花木瞳子」シリーズ(以上、TOブックス)、『サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士』(文藝春秋)などがある。
絵・中田いくみ氏は、画家・漫画家。漫画に『かもめのことはよく知らない』『つくも神ポンポン』(以上、KADOKAWA)、書籍装画に「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」シリーズ(新潮社)、絵本に『スープとあめだま』(岩崎書店)などがある。
『今日も誰かの誕生日』の編集担当者は、連載に入る前に二宮敦人氏が「誕生日を祝うこと」について、「『人生は生きるに値する』とか『あなたがいてくれて世界はよくなっている』とか、そういう発想から来ていると思う。それが毎日どこかで起きているのは、あらためて思うとすごい」と話していたと振り返った。
同書では、誕生日をテーマにした話の大事なところが見えた瞬間を経て、二宮敦人氏ならではの絶妙な仕掛けが施された物語を、中田いくみ氏によるカバー絵、扉絵とともに楽しめる。この機会に、二宮敦人氏と中田いくみ氏による珠玉のバースデー・ストーリー『今日も誰かの誕生日』を読んでみては。
YouTube 朗読動画:https://youtu.be/yoMXWiwFX0I
光村図書出版HP:https://www.mitsumura-tosho.co.jp/shoseki/tobunohon/book-th014