出典:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」より筆者作成
30代になると家庭を持ち、マイホームを購入する人が増えると考えられます。収入の伸びに合わせてライフスタイルの充実を図りたくなるものですが、マイホームや車への投資が過剰にならないよう注意が必要です。
車の購入費用の目安
車を購入する際、費用の目安として「年収の約半分」を上限とする考え方があります。家計に無理のない範囲で車を所有するための一般的な基準として知られています。例えば、年収が600万円であれば、購入する車の価格は300万円程度が妥当といえるでしょう。
アルファードはトヨタの高級ミニバンとして知られており、新車価格は最も安いグレードでも540万円です。そのため、アルファードを無理なく購入するためには、少なくとも1080万円程度の年収が必要といえます。
一方、厚生労働省の調査によると、30~39歳の世帯主の平均所得は約608.5万円です。所得が平均的なものであれば、アルファードを購入するのはぜいたくな選択肢といえるでしょう。
アルファードの購入費用を安くする方法
ここでは、アルファードの購入を検討している方に向けて、安く購入するための方法を紹介します。
購入の時期を意識する
自動車販売店が「決算期」を迎える3月と9月は、販売価格が安くなりやすい傾向です。多くの販売店が目標台数を達成するために、利益を削ってでも販売件数を伸ばそうとする傾向があります。そのため、交渉次第では大きな値引きを受けられることが多いのです。
中古車から探す
車の購入費用を抑えるために最も効果的な方法のひとつが、中古車の購入です。一般的に、中古車は走行距離や年式に応じて価格が下がります。特に、走行距離が5万kmや10万kmを超えるモデルは価格が安くなる傾向です。しかし、適切なメンテナンスが行われている車両であれば、走行距離が多くても十分長使用できます。
また、年式が古いモデルも価格が下がりやすい特徴があります。3年落ちや5年落ちの車両であれば、価格と品質のバランスがよい選択肢となるでしょう。
ただし、傷や経年劣化が目立つ場合もあるため、現物をしっかり確認することが大切です。また、モデルチェンジ直後の旧型モデルも価格が下がりやすいため、狙ってみる価値があります。