民法の基本的な考え方の一つに、「契約自由の原則」というものがあり、お店側が、サービスを提供したくない、商品を売りたくないと考えれば、契約をしないという選択ができます。
 
そのため、相席屋では、利用者がルールを守らなかったり、利用目的が「食事のみ」と判断されたりした場合に、利用制限が課される可能性があるでしょう。お店側が提供を拒否したいと判断した場合、その選択をする権利があるということです。
 
例えば、出会いではなく食事だけを目的に頻繁に来店していると、他の利用者やお店に不利益を与える可能性があるため、出禁措置が取られる場合があります。ルール違反や迷惑行為があった場合も同様です。一度利用制限がかけられると、再来店しても入店は断られるでしょう。
 

迷惑行為で出禁になった事例も

相席屋での迷惑行為が原因で出禁になった例もあるようです。例えば、男性客から「女性の態度が悪い」とクレームが入り、出禁措置が取られたケースです。このような事例は、利用者全体の雰囲気を損なう行為として厳しく対処される可能性があります。
 
また、男女間でトラブルが発生した場合や、不適切な振る舞いが繰り返された場合も、店舗側が判断して入店拒否を行う可能性があります。相席屋が、みんなが楽しく利用できる場であり続けるために、利用者一人ひとりがルールを守ることを求められるでしょう。
 

相席屋には出会いを求めに行こう

相席屋は、出会いを楽しむための空間です。食事目当てで利用することはルール違反ではありませんが、お店側に本来の目的から外れていると判断された場合には、利用を制限される可能性があります。
 
相席屋を楽しむ際は、場のルールやマナーを守り、出会いの場として活用するのが望ましいでしょう。友人同士で訪れる際も、適切な目的で利用することを心がけることで、他の利用者や店舗への配慮につながります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー