「タイズヴェルデホテル」を運営するタイズスタイル代表取締役の吉田学氏は、HAMADOORI 13の代表理事も務めるなど、地元福島の復興を支えるキーパーソン。「町民生活とインフラ」「賑わいと商業」「産業と就労環境」の3つの側面から横断的に大熊町の復興に同町と協力して取り組んできた。

具体的には、大熊町の旧小学校を再活用したインキュベーションセンターのベンチャー企業と連携して、町の生活基盤に寄与したり、FUTURE社の地域マイクロモビリティ、OKUMA DRONE社の新型水素ドローンをはじめとしたさまざまな社会課題解決型の実証実験を行ってきた実績を持つ。

吉田氏のリーダーシップの下、同ホテルは地域経済の再興と活性化の象徴として、訪れる人々に大熊町の魅力を再発見させる場となることが期待されている。

吉田氏は、「被災して廃校となった旧大野小学校跡地に起業支援の場として建てられた『大熊インキュベーションセンター』の開設を契機に、大熊町ではスタートアップ企業の育成、県内外の企業間による異業種交流、中央産業拠点としての企業誘致が促進された一方で、『学び舎 ゆめの森』や『大阪大学福島拠点』の開校を通じて教育環境も充実しており、着実に復興の歩みを遂げています。こうした復興の息吹を県内外の方々に感じてもらえるような情報発信拠点として『タイズヴェルデホテル』を開業することで、引き続き大熊町の再興に尽力してまいる所存です」とコメントした。

震災復興と地域活性化を象徴する新しい交流拠点となる「タイズヴェルデホテル」に注目したい。

■タイズヴェルデホテル
所在地:福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平1701
URL:https://www.ties-verdehotel.jp

(Higuchi)