のぞみの指定席を使う場合、1月5日を避けて1月6日にずらして節約できるのは、家族4人で1800円です。有給を取ったり、学校を休んだりする必要があることを考えると、大きな節約効果とはいえないかもしれません。
しかし、1月6日にはJR東海ツアーズが販売する「ぷらっとこだま」という格安プランを使えます。このプランは特急券と乗車券がセットになっており、大人1万1210円、子ども5770円と非常にお得です。家族4人分の合計は3万3960円となり、1月5日の指定席料金(4万5340円)と比べると1万1380円も安くなります。
「ぷらっとこだま」は1月5日には設定されていないため、1月6日を選ぶ大きな理由になるわけです。
デメリットは「のぞみ」では約2時間半で済む所要時間が、「こだま」では約4時間かかること。また、当日の購入や予約変更ができないこと、乗り遅れた場合は乗車券も含めて無効になる点にも注意が必要です。それでも、家族4人で1万円以上安くなるのは大きな魅力といえるでしょう。
節約と快適さを両立した新幹線選びを
今回紹介したように、新幹線代は混雑具合によって差が生まれます。ただし、1月5日とに6日を比較した場合、のぞみの指定席料金の差額は家族4人で1800円となり、節約効果は限定的です。
しかし、1月6日であれば格安プラン「ぷらっとこだま」を使うことで大きな節約ができますし、のぞみにも自由席が設定されるので、自由席を使った節約もしやすくなります。また、利用日を1月6日にずらすことで、混雑によるストレスを減らせることも魅力です。
とはいえ、帰宅日をずらすためには有給の取得や学校の欠席が必要となる場合があります。メリットとデメリットを比較し、バランスを取ることが大切です。
出典
JR東日本 シーズン別の指定席特急料金
JRおでかけネット 東海道・山陽新幹線各駅間の運賃・特急料金早見表
JR東海 東海道・山陽新幹線の時刻表 2024年11月20日から2025年2月28日 上り(鹿児島中央→新大阪→東京)
執筆者:浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士