(2)日常的に使うものと思って妥協する
スニーカーは日常的に使う消耗品であり、特別なことがなくても購入するものです。そのため、普段購入する靴の予算が5000円であれば、その差額である7000円をクリスマスプレゼントとしての特別予算と考えることで、親としても納得感が得られるのではないでしょうか。
つまり、普段購入する靴の感覚で5000円分を日用品として計上し、残りをクリスマスプレゼントとして扱う方法です。一般的なクリスマスプレゼントの予算は5000~8000円なので、予算の範囲内に収まります。こうすることで、子どもの希望もある程度かなえつつ、家庭の予算とのバランスが取れます。
(3)お年玉やお小遣いと組み合わせる
例えば、兄弟姉妹がいる家庭などで、家庭内のクリスマス予算を増やすことが難しい場合には、お年玉やお小遣いを組み合わせるのも1つです。サンタの正体を知っている子どもであれば、交渉自体もスムーズに進められるでしょう。
事情を話し、それでも欲しいのか子ども自身に決めてもらうことで、納得感が得られるだけでなく、金銭感覚を育てるきっかけにもなります。
子どもがサンタの正体に気付くのはいつ? その後のプレゼント事情は?
サンタクロースの正体に子どもが気付くタイミングは家庭ごとに異なりますが、アフラックの調査によれば、特に多いのが「成長とともに自然と信じなくなる」というケースで、全体の半数近くを占めています。
また、10代の約3割は「親がきっかけで気付いた」と答えており、その理由として、親が直接伝えたケースや、サンタのふりをしている場面を目撃したことが挙げられます。
この結果から、多くの子どもが小学校高学年から中学生頃までにサンタの正体に気付き始めることが分かります。正体を知った後は、サンタからのプレゼントという形ではなく、親子で話し合いながら希望を聞いて選ぶケースが増え、新しいクリスマスの楽しみ方へと移行していくようです。
正体を知った後も、プレゼントを通じた親子のコミュニケーションは続いていき、子どもの成長とともに形を変えながら、クリスマスを迎えていくものなのでしょう。