通常、車は一般動産に分類されるため、国税庁が定める贈与財産の評価方法によって求められます。
基本的には「売買実例価格」または「精通者意見価格」の評価が適用されます。簡単に説明すると、車が中古車市場でどれくらいの価値があるのかを調査し、それをもとに贈与税を計算するということです。
例えば、今回の相談者の夫から贈与されるタントが比較的高年式で、150万円で流通していた場合、110万円の基礎控除を超えた部分の40万円から贈与税が計算されます。200万円以下の贈与には10%が課税されますので、4万円の贈与税を納税する必要があります。
車をもらったら確定申告をしよう
車に限らず、財産をもらって110万円を超えた場合は、翌年に確定申告をして納税をしましょう。
仮に申告漏れが発覚した場合、追徴課税を受ける可能性があります。余計な出費をしないためにも確定申告と納税を行うべきです。手続きに不安がある人は、税理士などに相談することをお勧めします。
出典
国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)
執筆者:宇野源一
AFP
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