●濡れた手で触ると、洗剤が漏れ出す
●高温多湿の場所で保管できない
●子どもが誤飲しやすい
●服の色が変わる可能性がある
●つけ置きができない
洗濯機にいれるだけの「固形タイプ洗剤」にはどのようなメリットがあるの? 液体タイプと比べ、コスパはどれだけ変わる?
フィルムは水に溶けやすいため、濡れた手で触ると洗剤が漏れ出し、手に付着してしまいます。また、温度や湿度が高い場所に固形タイプ洗剤を保管すると、同じく洗剤が漏れ出す危険性があります。保管場所には注意しましょう。
華やかな見た目のものも多い固形タイプ洗剤は、子どもにはお菓子やおもちゃに見えるかもしれません。形状も相まって、最悪の場合は誤飲する可能性もあります。手の届かない場所に保管するなど、配慮が必要です。香りも強いため、犬や猫などのペットによるイタズラにも注意してください。
固形タイプ洗剤のコスパ
洗濯洗剤の価格はタイプに関わらず、製品や販売店舗によって異なります。そのため、購入価格次第でコスパに多少の誤差が生まれますが、大まかに比較することは可能です。
固形タイプ洗剤の相場は11粒入りで約400円、つまり1粒当たり約36円です。なお、使用目安となる洗濯水量は1粒当たり30~65Lです。
対して、液体洗剤の価格相場は720mlで約450円、1ml当たりの費用は約1.6円になります。液体洗剤の使用量は洗濯水量が30Lであれば、30mlです。つまり、1本で洗濯水量30Lの洗濯を24回行える計算になります。
洗濯水量30Lの洗濯を1回分とするなら、固形タイプ洗剤の場合は1回当たり約36円、液体洗剤は約18円です。実際の洗濯には水道代なども加算されますが、洗剤だけでみれば2倍の差が生まれます。
ただし、固形タイプ洗剤は1粒で65Lの洗濯水量まで対応可能であり、費用も変わりません。液体洗剤の場合、洗濯水量65Lでの洗剤の使用量は65ml、洗濯1回当たりの費用は約40円になります。この場合、固形タイプ洗剤の方がコスパがよいといえるでしょう。
使用方法を守ることが大前提ですが、固形タイプ洗剤単体で考えると、少ない量の洗濯に使用する場合にはコスパが悪くなるといえます。