実家暮らしの社会人から生活費が欲しいと思う人もいるかもしれませんが、アンケートの結果を見る限りでは、子どもの収入によってはもらわない選択肢もあることが分かります。
 
社会人になると、社会保険料や住民税、仕事に関連する服飾費や通勤費など学生の頃には掛からなかった費用が掛かるようになります。また、将来のための貯蓄を始める人や、資格の取得などのスキルアップに力を入れる人もいるかもしれません。実家暮らしでも、必ずしも余裕があるとはいい切れない可能性もあるでしょう。
 
しかし親としても、定年退職や親の介護、自分自身の体調不良など、生活費が欲しいと考えることもあるかもしれません。そのような場合は、それぞれの事情に合わせて無理のない生活費を出してもらうとよいでしょう。
 
収入が上がった場合や、親が働きに出られるようになったなど、状況が変わった際には、再度話し合いをして生活費の額を相談してみてください。
 
親側が「もらわなくても問題ない」という場合でも、毎月決まった額を給料からもらうことで、残った額をどのように使っていくか、子どもがお金の管理を考えるようになるきっかけにつながる可能性もあります。将来的に家を出る可能性もあることから、家計管理を学ぶよい機会ととらえるのもよいでしょう。
 

実家暮らしの社会人から生活費をもらうかは、親子それぞれの収入事情も踏まえ相談しよう

実家暮らしの社会人で、家に生活費を入れているのは全体の61%です。親の定年退職や体調不良などにより、生活費を入れて欲しいと思う場合もあるかもしれませんが、子ども側も、将来のための貯蓄や自己投資といった必要経費が多く必要な可能性もあります。
 
生活費を入れて欲しい場合は、それぞれの状況を話し合い、無理のない範囲で入れてもらうようにしましょう。
 

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