山梨県南東部、富士山の麓に位置する人口約5800人の村、山梨県山中湖村。気候は冷涼で県内でも有数の観光地となっている。富士登山の山梨側からの入り口としてのみならず、古くからの別荘地として、首都圏や中京圏から多くの観光客を集める。近年は花卉事業に注力するなど、新たな産業の創出にも取り組んでいる。
そんな山中湖村は、今年5月より実施していた「山中湖明神山パノラマ台」の大規模改良工事を完了し、11月20日(水)にオープンした。
安全に富士山の絶景を楽しめる環境が整う
山中湖は富士山に最も近い湖であるため、富士山を間近に望むことができる多くのビュースポットに恵まれている。特に「山中湖明神山パノラマ台」は、眼前に壮大な富士山、眼下に山中湖、そして天気の良い日には南アルプスの山々を一望できる、圧巻の景色が楽しめるスポット。ここに新しく展望ウッドデッキが完成し、話題を呼んでいる。
富士山と山中湖がより近くに感じられる場所に生まれ変わり、秋から冬にかけては空気が澄んで、南アルプスまで望むことができる、まさに大パノラマといえる山中湖屈指のビュースポットとして観光客の注目を大いに集めているそう。
「山中湖明神山パノラマ台」は、山中湖の東の中心地である平野地区から車で約10分というアクセスしやすい立地のため、観光客の集中が見られていたが、今回の改修を機に「山中湖交流プラザきらら」からシャトルバスの運行を行うことで路上駐車を減らし、観光客がより安全に富士山の絶景を楽しめる環境を整えた。
駐車スペースとすみ分けされた展望ウッドデッキがバリアフリー化されたことにも注目したい。