板谷さんの作品「由縁」は、審査員特別賞・スワ ミヤ賞も受賞した。
金賞・農林水産大臣賞を受賞した愛知県立豊田北高等学校の八木野の花(やぎののか)さんは、「この1年、大臣賞を目標に努力を重ねてきたので、とても嬉しいです。テーマの『多様性』を表現するために、互いが認め合うように、いろいろな形の花を集め調和を図るのに苦心しました。」とコメントしている。
八木さんの作品「個性の交差」は、審査員特別賞・山成 美穂賞も受賞した。
銀賞・愛知県知事賞を受賞したのは、静岡県立遠江総合高等学校の左口芽夢(さぐちめむ)さん。作品名は「樹の中-生物多様性に寄せて-」。
群馬県立富岡実業高等学校の小暮美輝也(こぐれみきや)さんによる「紡ぐ」は、銀賞・名古屋市長賞を受賞。
滋賀県立信楽高等学校の中尾一結(なかおゆい)さんによる「あなたが紡ぐstory」は、銅賞・愛知県教育委員会賞を受賞。
群馬県立藤岡北高等学校の宇佐見真央(うさみまお)さんによる「価値観を生み出す繭」は、銅賞・名古屋市教育委員会賞を受賞。
群馬県立勢多農林高等学校・萩原彩奈(はぎわらあやな)さんの作品「芽吹く」と、岐阜県立加茂農林高等学校・市原未菜(いちはらみな)さんの作品「目指すあの場所」は奨励賞を受賞した。
SDGsへの意識を育む重要な機会に
日本フラワーデザイナー協会理事長の西村好正氏は、「今回のコンテストは、単なるフラワーアレンジメント作品を競う場にとどまらず、次世代を担う若者たちの創造性を引き出し、SDGsへの意識を育む重要な機会となりました。今後、エコ素材やリサイクル・リユース素材を積極的に活用した作品がさらに増えていくことが期待されます。彼らの作品には、伝統と革新が融合しており、今回のテーマである『多様性』への深い理解が反映されています。このような取り組みは、日本のフラワーデザイン業界の未来に大きな希望をもたらすものと確信しています。」とコメントしている。