AGE technologiesが理事を務める「全国空き家対策コンソーシアム」主催のオンラインイベント「すまいの終活フェスティバル2025」が、2025年2月20日(木)〜22日(土)に開催される。

増加を続ける空き家数

近年、空き家の数は増加を続けており、今後、さらに増加が見込まれるなか、空き家対策の強化が急務となっている。総務省発表「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」(※)によると、全国の空き家数は900万件、空き家率は13.8%と、過去最高の水準だった。

「全国空き家対策コンソーシアム」の試算では、2018~2023年の5年間で増加した長期空き家により、3.89兆円の地価下落と、766万人のQOL低下が生じたと推計しており、空き家の放置は周辺環境だけでなく、経済にも悪影響を及ぼしているという。

相続した空き家や実家の「住まいの終活」の手段は、相続、除却、売却、活用など様々な分野をまたがって検討する必要があり、空き家の所有者には、検討に当たって「何から始めたらよいか分からない」「誰に相談したらよいか分からない」といった情報を知りたいというニーズがある。

そこで、産学官連携により空き家増加抑制を目指す「全国空き家対策コンソーシアム」は、「すまいの終活フェスティバル」を開催。空き家や相続に関する課題を抱える人々に向けて、各分野の専門家や多彩なゲストを迎え、空き家問題の解決策について一緒に考える機会を作る。

このイベントは、今回が2回目の開催となる。AGE technologiesは、コンソーシアム参画企業として登壇。今回は、「相続登記義務化の効果」に関する情報を提供し、相続が原因となる空き家問題の解決を目指す。今後も相続が引き起こす社会課題に積極的に取り組み、具体的な解決策を提供していくという。

イベント概要

「すまいの終活フェスティバル2025」では、イベント申し込み者を対象に、ゲスト登壇する作家・高殿円氏の著書『私の実家が売れません!』のプレゼント企画も実施。