2025年の分は遅くとも9月までに　ただ人気の返礼品は品切れになるかも？

2025年の10月からは、ふるさと納税ポータルサイトのポイントがもらえなくなります。たとえば、ふるなびコインなどですが、ほかにも寄付に対してポイントを付与しているふるさと納税ポータルサイトは多数あります。

ただし、寄付にdカードやd払いを使ってもらえる決済ポイントなどは、今のところなくなる予定はありません。

また、新たなポイント付与はなくなっても、それまで貯めたふるなびコインなどのポイントは引き続き使える見込みです。

2025年は10月以降に申し込んでももらえないわけですから、2025年の分は9月までに申し込みましょう。特に毎年、年末に駆け込みで申し込んでいた人は、前倒ししたほうがよいでしょう。

駆け込みで申し込む人が増えると、人気の返礼品がなくなることが予想されます。毎年、年末に近づくと品切れになる返礼品が見られますが、2025年は9月に同じようなことが起きるかもしれません。

東京都の自治体なども寄付を募集、人気はポイント型返礼品

最近では、ふるさと納税の開始後に税収が減った都市部の自治体でも、ポイント型の返礼品を出すところが増えているそうです。

たとえば、東京23区でも江東区や渋谷区などは、区内の宿泊施設や飲食店などで使えるポイントを返礼品にしています。

ふるさと納税は2008年に始まり、これまでにもワンストップ特例の開始、寄付額に対する返礼品の金額の割合が3割以下になるなど、さまざまな変更が加えられました。新たに来年からは、ポータルからのポイント付与がなくなるわけですが、新しい仕組みを賢く使って、少しでもお得に納税しましょう。

文・松本雄一（セキュリティ・金融アドバイザー）
コンピューター会社にてセキュリティ担当後に独立。自らの投資経験をもとに、投資をはじめとするお金にまつわる情報を発信しています。

編集・fuelle編集部