大手航空会社では、オーバーブッキングにより座席数が不足した場合、航空会社から便の変更を搭乗客へ依頼する「フレックストラベラー制度」を設けていることもあるようです。
この制度は、航空会社が自主的に協力してくれた乗客に対して代替交通手段を用意し、さらに協力金またはマイルが支払われます。ちなみに、出発日が翌日以降になった場合、宿泊費や宿泊先までの往復交通費も負担してもらえる可能性もあるでしょう。
ただし、どの航空会社でも採用している制度ではない点に注意が必要です。特に海外ではオーバーブッキングが発生した場合、航空会社によっては、乗客に降りることを強制する権利を規約として定めているところもあります。
なお、オーバーブッキングで世界中に報道された事件の影響により、乗客への補償金額を最大1万ドル(約150万円)まで引き上げている航空会社もあるようです。
アップグレードの可能性を高めるポイント
エコノミークラスでオーバーブッキングが発生した場合、同じ便で空いているビジネスクラスまたはファーストクラスへ座席をアップグレードしてくれるのが一般的です。
ただし、オーバーブッキングでアップグレードされる乗客に必ず選ばれるかどうかは分からない、という点に留意しなければなりません。選ばれる確率は、その航空会社の会員であること、さらにステータスが高ければ高いほど、その確率はアップするともいわれることもあるようです。
ステータスをすぐに高めるのは難しいですが、まずはマイレージの会員登録をしておくようにしましょう。
オーバーブッキングのグレードアップは可能
オーバーブッキングが発生すると、まずはビジネスクラスやファーストクラスへのアップグレードで対応するケースが一般的です。少しでも可能性を高めるためには、まずはマイレージ会員となってステータスを高めておくといいでしょう。