再会を喜ぶトム・ハンクスたち

本作のために集結したのは、あの『フォレスト・ガンプ/一期一会』のチーム。メガホンは『フォレスト・ガンプ』をはじめ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など名作を手掛けてきたロバート・ゼメキス監督。リチャードには現代最高の名優トム・ハンクス、妻・マーガレットには『フォレスト・ガンプ』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたロビン・ライト。この3人が揃うのは実に30年ぶりのことだ。

ロバート・ゼメキス監督は「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けている。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまた何かできるチャンスを伺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思ったよ」、トム・ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼ができる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。(念願が叶い)一緒に作品を作ることができてうれしかった」とコメント。

ロビン・ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった。フォレスト・ガンプでもそう思ったけれど、今回ロバートとは4度目で一緒にやって、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている。」とふたりに絶大な信頼を寄せた。

さらに撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンらスタッフにも『フォレスト・ガンプ/一期一会』チームが集結した。

予告編の始まりは、リチャード(トム・ハンクス)が後に妻となるマーガレット(ロビン・ライト)を家で父親に紹介するシーン。10代の2人の出会いは運命的でありながら、やがてその結婚生活にもすれ違いが見えてしまい…。しかし、この物語の真髄は、彼らが暮らす家、そのものに隠されているという。本予告は太古の時代から氷河期の厳しい寒さ、オークの木々が息づく豊かな大地、そして先住民族の男女が出会い、やがて家が建ち、そこで過ごす人々の時代を超えた様々なドラマが次々とスクリーンに映し出される。

その家が記憶するのは、愛を育む瞬間や喜び、希望、喪失、そして愛という誰もが持つ感情。映像のクライマックスは70代となったリチャードがマーガレットの手を引きながら「ここが僕らの家だった」と語りかけるシーンだ。2人が歩んできた人生にも数え切れない喜びや涙が刻まれているのだと感じる、非常に感動的な予告となった。