そんな『はたらく細胞』がトップに躍り出たことで、前回のランキングでは1位だった『モアナと伝説の海2』(12月6日公開)が今回2位へ、2位だった『劇場版ドクターX FINAL』(同)が今回3位へと後退。
後者は米倉涼子が主演を務める人気テレビドラマ『ドクターX 外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)シリーズ初の映画化にして完結編で、公開2週目となった週末3日間で動員27万1000人、興収3億7000万円をあげ、上映開始から10日間の累計成績は動員103万人、興収13億円を突破した。
同じ“テレビドラマからの映画シリーズ”という括りでは、公開5週目の週末を迎えた『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)は今回7位に。同作は上映開始から10日時点での累計興収は10億円で、『ドクターX 外科医・大門未知子』の勢いが際立つ。5週目となった『室井慎次 生き続ける者』の累計は15億円を超えたところだが、ここから『ドクターX 外科医・大門未知子』を引き離せるか。
『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』4位初登場
一方、今回は4位に天海祐希主演『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(12月13日公開)、5位に アーロン・テイラー=ジョンソン主演『クレイヴン・ザ・ハンター』(12月13日公開)が初登場。
『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』は、児童文学作家・廣嶋玲子氏の『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(偕成社)を実写化。天海は不思議な駄菓子屋「銭天堂」店主の紅子に扮し、謎の駄菓子屋「たたりめ堂」店主・よどみ役は上白石萌音が務める。また、映画オリジナルキャラクターである小学校の新米教師・等々力小太郎は、STARTO社のなにわ男子・大橋和也が起用されている。
監督は『リング』シリーズや『スマホを落としただけなのに』シリーズの中田秀夫氏、脚本は今年8月に眞栄田郷敦主演で実写化した『ブルーピリオド』などで知られる吉田玲子氏。全国340スクリーンで封切られ、初日から3日間で動員12万1000人、興収1億5700万円をマークした。