敷地内には、子ども向け遊具の「ふわふわドーム」や「mopps」が設営されているほか、シーズンごとに変わる遊具もあり無料で遊ぶことができます。この日も多くの子供たちが歓声をあげていました。
鯨と海の科学館
まだまだ解明されていないと言われる鯨の不思議と鯨を通じての三陸の海を知ることができる科学博物館です。館内では立体映像を楽しめる3Dシアター、鯨の進化の歴史や骨格標本、三陸の海と人間との関りなどについてもわかりやすく展示されています。
施設のシンボルでもあるマッコウクジラの実物大模型の迫力に圧倒されます。ケンカで負った傷なども再現されているのでリアルに感じられます。
風の電話
「風の電話」と呼ばれる電話ボックスがあるのは、山田町の隣町になります。映画「風の電話」はご覧になったことがあるでしょうか?岩手県大槌町に実在する「風の電話」をモチーフに映画化され、モトーラ世理奈さん、西島秀俊さんが演じています。第70回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門に出品され、スペシャル・メンション(国際審査員特別賞)を受賞しています。
モチーフとなった「風の電話」は、岩手県大槌町在住のガーデンデザイナーの佐々木氏が、死別した従兄弟ともう一度話しをしたいという思いから、自宅の庭に設置した電話ボックスです。
2011年3月の東日本大震災後、生存した被災者が震災で死別した家族への想いを風に乗せて伝えられるようにとの想いから、敷地を整備して開放しました。
電話ボックスの中には、電話線が繋がっていないダイヤル式の黒電話とノートが1冊あり、電話で亡き人に思いを伝えたり、ノートに気持ちを記したりできるようになっています。あなたには、ここで話したい方がいますか?
個人の敷地内なので、訪れる際は事前に予約をし、プライバシーと環境保全への配慮をお願いします。