今回相談者が見つけたアルファードに限らず、欲しい車の中古車を探しているときに、価格が非常に安いものが見つかる場合もあるでしょう。
 
値段のみを見ると非常にお買い得だと感じるかもしれませんが、中古車には一定のリスクがあることを踏まえる必要があります。覚えておきたいポイント・注意点をいくつかご紹介します。
 
・故障リスクは相対的に高くなる
 
使用状況や保存状態にもよりますが、新車や比較的年式が新しいモデルと比べて、10年落ちの車は状態が悪くなっている可能性があります。
 
・メーカーからの部品供給が終了しているおそれがある
 
10年ほど経過している車の場合、メーカーが純正部品を保存していないおそれがあります。万が一故障したときに、純正部品での修理が困難になることを予想しておきましょう。
 
・数年後に税金が高くなる
 
環境負荷の大きい自動車には「重課」措置があります。具体的には、13年を超えるガソリン車やLPG車(ディーゼル車は11年)の重課率は、おおむね15%です。また自動車重量税についても、13年経過した車は割り増しになります。
 
年式の古い中古のアルファードは、新車や年式の浅い車よりもずっと安価で購入できる可能性があります。この点はメリットですが、状態の悪い車を入手してしまっては本末転倒です。
 
上記のリスクを考慮しつつ、状態のいい中古車を見つけられるよう、事前に車に関する基本的な知識を学んでおくようおすすめします。
 

10年落ちのアルファードは一定のリスクを考えて購入しよう

10年落ちのアルファードは安値で購入できるかもしれませんが、故障リスクや税金の割り増しなどデメリットも潜んでいます。支払いコストのみに集中すると、後々思わぬトラブルに巻き込まれるかもしれません。
 
状態のいい中古車を見つけられるよう、中古車の基本的なチェックポイントをおさえておくようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー