出張で東京から大阪へ新幹線で行きます。やっておきたい仕事があるので集中するためにグリーン席に座りたいのですが、経費になるでしょうか? また、普通席の料金とどれくらい違うのでしょうか?
仕事で出張することが多い人のなかには、新幹線のグリーン車で快適に移動したいと考える人もいるかもしれません。しかし、グリーン車を利用料金が費用になるかどうか気になるでしょう。   本記事では、グリーン車が経費になるかどうかを解説するとともに、グリーン車の利用を主張するためのポイントを紹介します。

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グリーン車の料金が経費になるかは状況次第

一般社員や管理職クラスが新幹線のグリーン車を利用する際に、経費として認められるかどうかは微妙なところです。特別な理由がないかぎり、グリーン車の利用は経費として認められないケースが多いといえるでしょう。
 
一方、社長や役員クラスは新幹線のグリーン車の利用が一般的で、業務効率化や重要な経営判断を下すために必要との考えから、経費として認められることが多いです。
 
ただし、会社に旅費規程が存在し、その規程に基づいていることが重要です。さらに企業によっては、特別な理由(指定席や自由席がすべて埋まっている、社長と部下との打ち合わせなど)が存在する場合、経費として認められる可能性があります。
 

東京-新大阪間の指定席とグリーン車の料金を比較

ここでは、東京-新大阪間の指定席とグリーン車の利用料金を紹介し、比較していきます。
 
図表1

新幹線の種類 指定席(普通車) グリーン車
のぞみ 約1万4920円 約1万9790円
ひかり 約1万4600円 約1万9470円
こだま 約1万4600円 約1万9470円

筆者調べ
 
図表1から、指定席とグリーン車では、どの新幹線の種類でも約4870円の差があることが分かりました。
 

グリーン車利用の必要性を主張するためのポイント

新幹線のグリーン車を経費として認めてもらうためには、業務上の合理的な理由が必要です。以下のポイントを意識しておきましょう。