最近の充実している仕事の話や、友達との「結婚はまだ早いよね」という会話について彼に伝えることで、遠回しに結婚する気がないことを伝えていたそうです。

「クリスマスの話をした時にも、『今年のプレゼントは、お互い準備しないようにしよう』と決めていました。それはシンプルにモノではなくコトで楽しみたい、という話でまとまったからという理由でもあるのですが」

旅館のカップル
その年で2度目になる彼とのクリスマスデートは、プレゼントの代わりに一緒にちょっといい温泉旅行に行くことに決まったようです。

◆彼の出した“小さな白い箱”に血の気が引いた

彼と過ごす温泉旅館でのクリスマスは最高だったと話す吉田さん。

ですが温泉に浸かり、美味しい夕食とケーキも堪能し、部屋に戻ったその時……

「なんと、彼が突然プレゼントがあると言い出したのです。話が違うことに戸惑う私の前に、白色のジュエリーブランドの小箱が出てきて。『これはもう、プロポーズだ』と、たぶん彼の目からも分かるほど血の気が引いていたと思います」

震える手で箱を開けてみると……。

◆「今はこっちかなと思って」指輪じゃないプレゼント

中に入っていたのは、吉田さん好みのネックレス。

「彼は『本当は違うものを考えていたんだけど、今はこっちかなと思って』とだけ言って、ネックレスをつけてくれたんです。思いもよらないネックレスのプレゼントも嬉しかったんですが、彼の私の気持ちを汲んだ気づかいにも感動してしまって」

クリスマス
吉田さんはその時、「彼の気持ちを考えると申し訳なかったな」という気持ちになり、改めて「本当に自分のことを考えてくれているんだな」ということを実感したと話します。

その両方が理由で、そのときは涙が止まらなかったそうです。

◆彼の気持ちに気づけたことがきっかけで結婚に

そのわずか4か月後、あれだけ結婚願望がなかったはずの吉田さんは結婚をします。吉田さんの誕生日のタイミングにプロポーズをされたのだとか。