貞観6年(864年)の富士山の側火山・長尾山の噴火によりできた、総延長153m、深さ21mの竪穴環洞窟。昭和4年(1929年)に天然記念物に指定されました。環状型なので洞内を一周することが可能です。
洞窟内の温度は常に0~4度に保たれているため、1年を通して見事な氷柱や氷の壁を見ることができ、夏には涼を求めて特に多くの人が訪れます。氷穴全体は12分ほどで巡れますが、たて穴のため階段が多く、下りと登りを合わせた階段総数は168段。溶岩のゴツゴツとした岩肌を進んでいきます。頭上注意や足元注意の場所も多く、天井が最も低い場所では91cmしかありません!
訪れる際には、歩きやすい靴と、できればすぐに羽織れる上着を1枚持参するのがオススメですよ♪
5.【山梨】富岳風穴
富岳風穴は一年を通して、平均気温が3度という涼しい場所。その特性を生かして、昭和初期まで蚕の卵の貯蔵に使われていた洞穴です。風穴の中は地下へと続く階段を下りた後に、約200mの細長い空間が続いています。特に美しいのが、ライトアップされた氷が幻想的な氷の池。見学所要時間は15分ほどとあっという間に巡ることができますが、上着はお忘れなく!
6.【山梨】忍野八海
富士山の伏流水に水源を発する8つの湧水池の総称。天然記念物であり、世界遺産「富士山」を構成する資産のひとつです。
池なのに「八海」なのは、あまりにも神聖すぎることから「池」より「海」となったそう。地底の溶岩が見えるほどに透明度の高い水で、神秘的な色合いは、思わず引き込まれてしまいそうな美しさです。