参加申し込みできるのは、鹿児島県外に本社があり、かつ県外に勤務している3~4名のグループ。フリーランスなどもOKだが、事業所の本拠が県外にあることが条件だ。このほか、滞在中の「テレワークでの業務継続」「毎日のアンケート回答」「SNSなどで滞在中の様子の発信」ができることも条件となっている。

そのほか、諸条件および注意事項については旅行会社または十島村のホームページで確認を。

島暮らし体験施設でワーケーション



同ツアーで利用するのは、悪石島にある島暮らし体験施設「悪石島コミューン」。施設内で自由に利用できるWi-Fiや、快適にリモートワークができるワーキングデスクとゲーミングチェアを完備している。

イメージ

この施設では、通常は食事の提供を行っていないが、今回のツアーでは、島内の民宿などで用意した昼食と夕食を提供。なお、釣った魚や持ち寄った食材でバーベキューを楽しめるよう、行程中1日だけ3食とも自炊の日がある。



同施設は、通常、食事の用意、掃除や洗濯も自分たちでやらなければならないため、合宿形式での新人研修や開発合宿、コロナ禍のテレワークによって失われたチームワークを復活させたいと考えている企業にもおすすめ。これまでに29組の利用者がのべ187泊利用しているが、より多くのテレワーカーに知ってもらいたいとの思いからモニターツアーを企画したという。

「釣り+ワーケーション」の新体験


釣り上げたGTを抱える穴澤さん

トカラ列島と言えば、釣り。産卵のためにトビウオの群れが港に入ってくる毎年5月~6月には、それを追ってやってくる巨大魚「GT=ロウニンアジ」が陸から釣れることで有名で、GTを求めて多くの釣り人が全国から集まってくるそう。

堤防からイソマグロが釣れることも

GTの時期以外にも島の近くに船を出せばトカラの海で育った様々な魚が釣れるため、年間を通して釣り目的で訪れる人は多いが、ワーケーションで滞在可能な施設があることはあまり知られていないという。