SNSやマッチングアプリの躍進もあり、インターネット上で気軽に友達を作れるようになった現代。同時に詐欺や犯罪などに巻き込まれるリスクも大幅に増加しているのも事実です。
今回ご紹介するのは、中国にて発生した「ネット恋愛」の詐欺事件。全く別人の写真を「自分だ」と言い張った上、金銭の貸し借りまで要求してきた女性に騙された男性が嘆きの声をあげています。
■ネット上で恋人ゲット!
事件が発生したのは中国・杭州。被害者の陳さんは一昨年の12月、インターネットを通して苗字を「呉」と名乗る女性と知り合いました。
呉さんからキュートな自撮りショットをいくつも送られた陳さんは、すっかり恋に落ちてしまい、彼女を「自分の女神だ」と周囲に話していたそうです。
そして、2人は直接会っていないにもかかわらず恋人同士になったとのこと。陳さんは連日チャットにのめり込み、幸せな日々を過ごしていました。
■女神の正体
しかし、2か月程経った頃、呉さんから度々「お金を貸してほしい」と要求された陳さん。借金は重なり続け、総額20万人民元(約300万円)程になっていました。
それでも美女は直接会うことを拒んでいましたが、陳さんは心から彼女を愛していた為貸したままにしていたのだとか。
その後、偶然他の詐欺事件を理由に26歳の同じく「呉」という女性が逮捕されたことがわかります。
呉容疑者は長年様々な美女の自撮りショットを盗用しネット上で詐欺を働いていました。陳さんに使った手口と同じく、他人の写真とチャットで多くの男性を魅了し、お金を搾り取っていたのです。
また、男性らから「女神」と慕われていた呉容疑者の正体は140センチ、75キロの写真とは似ても似つかない女性でした。