のちの結婚相手となる卓也さん(仮名・30歳/プロフィールの年収550万円/身長172センチ)に出会ったのは、お見合いのメッカ、パレスホテルでした。相手は珍しく2歳年下。ホテルのラウンジで、痩せてキレイなアラサーぐらいの女性が40代と思しき年上男性とお見合いしているのを見て、「私が同年代の男性、しかも年下とお見合いできるなんて、このご縁は大事にした方がいい」と思ったそうです。
お見合い後に無事交際成立しましたが、初デートの日に卓也は財布に現金がなく、麻衣さんが二人分の食事代を一旦払うことに。この時、相手が年下だと「かわいいな」と広い心で接することができると気が付きました。なお、卓也さんはすぐにATMに走ってお金を下ろして払ってくれたそう。そこでも誠実な印象を持ちました。
◆あと2週間遅ければ、結婚相手と出会えていなかった
のちに分かったことですが、卓也さんは「年齢32歳以下、体重80キロ以上」で検索して女性を探していたそうです。麻衣さんが申込をもらった時は、33歳になる誕生日の2週間前でした。ほんの数日違えば出会わなかった可能性が高い二人です。
交際を進めていく中で、部署移動したため年収がプロフィールより少ないことや身長も数センチ低い160センチ台であることも判明しますが、そこもあまり気にならなかったそう。麻衣さんクラスの包容力がある女性は、婚活の世界では激レアです。
卓也さんから水族館に誘われたけれど事前予約が必要で入れなかった、など様々な出来事があったものの、麻衣さんにとってはそれらのハプニングも楽しかったとか。
◆「彼の話をする時が一番楽しそう」周りの後押しで付き合ってみた
それでもなかなか「好き」という気持ちは分からなかった麻衣さん。このままデートを続けて関係を深めて良いのか、真剣交際に進んで良いのか迷いがあり、卓也さんとの仮交際中はまだ他の男性とのお見合いも繰り返していました。