「この人、LINEつまらない」と感じたことはないだろうか。出会って間もない相手から「おはよう。今日はいい天気だね。一日仕事がんばろうね」といった、返信に困るLINEが届くことがある(関係性にもよるだろうけれど)。でも、そのLINEを送ってきた意図を読み取り、的確に返信しなければ、いい相手をものにすることはできない。
■気になる男性とLINE がスタート、しかし翌朝から悪夢
32歳OLのカオルさんは久々にウキウキしていた。お見合いでカップルになった35歳イケメンサラリーマン、カズヤさんと意気投合、ディナーまでしてきた。こんなに盛り上がった出会いは初めてだった。帰りの電車で最初にやることはひとつだ。LINEである。アプリを起動させて、カズヤさんからもらったIDを入力。さっそく、彼女はメッセージを打ち始めた。
「今日はありがとうございました。とても楽しかったです」そして、かわいいクマさんのスタンプをポンと押した。すぐに既読になり、彼からすぐに返事が届いた。「僕も楽しかったですよ。夜遅いので、気をつけて帰ってくださいね。おやすみなさい」
■朝いちばんの彼からのLINE。返信に困りながらも……
翌朝月曜日。出勤途中にLINEがきた。カズヤさんからだった。
「おはようございます。今日はいい天気だね。一日がんばろうね」
彼女の率直な印象としては「え? あ、うん……なにこれ……なんて返したらいいの?」だったと言います。その後、彼女は「そうですね、いいお天気ですね。って返すのが正解なの? それじゃ白々しすぎるし、次会話続かないよぉ…」という気持ちのまま半泣きになりながら、「いいお天気だと朝から元気でますよね、お仕事がんばってくださいね」とメッセージを送った。
本当はもっと彼と交流をしたい。でもまだ彼からの返事はない。自分から何度もメッセージするのは気が引けるものだ。夜9時頃。やっと彼からメッセージがきた。
「今日も無事に仕事が終わりました。お疲れ様です」
え……一日待ってこんな程度のメッセージ? 自分が期待し過ぎてる?
カオルさんはモヤモヤとしながらも、「お仕事お疲れ様でした」と一言メッセージを送った。その後彼からのメッセージはなく、ふたりとも自然消滅をしていった。
■返信に困る「しょうもないメッセージ」の背景にあった驚くべき真実
(メッセージの例)
筆者は、カズヤさん側にLINEの内容についての真意を伺った。驚くべきことに、カズヤさんはカオルさんに一目惚れをしていた。では、なぜ彼はしょうもないメッセージを送ったのか。彼はその理由をこう話してくれた。
「仕事もけっこう忙しいのに、どうでもいい人にメッセージなんて送らない。カオルさんに惹かれたからメッセージを送ったのです」
じゃあ、なぜたいした内容もないメッセージだったのか。彼に聞いてみるとさらに答えが見えてきた。
「カオルさんのメッセージを見てください。ありがとう、楽しかった、お疲れ様です、だけですよね。そこで、どうやって深い話をしたらいいのかわかりかねます。共通の話題も共通の知人もいないので。それに忙しくてLINEを長時間する時間もありません。またお会いしたいと思いましたけど、LINEが盛り上がらなくて自然消滅というわけです」
つまり、カオルさんは自分が表面的な社交辞令的なメッセージを出している自覚はなかった。それを棚に上げて、相手の社交辞令的なメッセージに腹を立てている。一方、彼の方はまたお会いしたいと思っている。メッセージでやりとりを楽しむというよりも、会う約束をLINEで取り付けたいと思っていたのである。だからどうでもいいメッセージでもいいから彼女とコンタクトを取ろうとしたのである。
■気になる男性と盛り上がった後、どうでもいいメッセージがきたとき……それは次のデートに誘いたい証拠
第一線で働く人は忙しい。仕事は能力の高い人のところに集まりやすいからだ。そんな時間がない中でも、LINEがきているという理由を考えてみるべきだったのかもしれない。内容よりもメッセージがあるということに着目することがポイントなのだ。
LINEと忙しい男性との相性は悪い。LINEの面白さはラリーにある。ラリーが煩わしい彼らにとって、LINEは苦痛以外の何者でもない。できる男性と結婚したいと思うならば、まずそれに気が付かなければいけない。ではどうでもいいメッセージがきたらどうしたらいいのか。ラリーをするのではなく、ストライクにボールを投げるのだ。
「またお会いしたいです。私の候補日は◯◯です。(候補日は3つあげる)ご都合のつく日を教えてもらえませんか」と。
そんないきなり誘うなんてと思われるかもしれない。でも彼らはラリーができない。できないまま約束できなければ自然消滅してしまう。気になる女性とラリーしたくても時間もないし、技術もないからだ。すると、彼らも候補日を教えてくれる。できる男性ならデート場所はちゃんと導いてくれるので、その場所の提案を待つ。これができれば、LINEのやりとりがイマイチで、どうでもいいメッセージしか届かなくてもリアルで楽しめる。
結婚はリアルだ。LINEのラリーでいちいち審査する必要はないのである。LINEで盛り上がらないからこの出会いはボツ! と考えているならば、ぜひこの方法を試してみてほしい。
※この記事は2016年11月10日に公開されたものです。
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