具体的には、福祉事業所の地域支援センターポレポレがクラウドファンディングで商品の製造費を募り、支援された資金をもとに、「百万石フォント」を活用した商品の製造を依頼。

そして、地域支援センターポレポレの売店やECなどの販路で販売し、地域支援センターポレポレに収益を還元。一部の収益は次回商品の製造費に充てられ、持続的な事業運営を目指す、という流れになっている。

金沢ならではのプロダクト

同団体では、地域文化を表現した金沢ならではのプロダクトを生み出すため、石川県の「百万石フォント」を使用し、地域文化と障がい者支援を結びつけており、観光客や地域住民にとって魅力的な商品となるよう、地域特有のデザインやモチーフを取り入れている。


今回のクラウドファンディングで制作される子供用の傘には、


新幹線をイメージした「百万石フォント」である「かがやき愛アール」をあしらっている。


「かがやき愛アール」の原画を描いたのは、ポレポレメンバーの佳子さん。

傘は、石川県の「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉にちなみ、重要なシンボルとなっているそう。


全24種類ある「百万石フォント」の中には、カニや


加賀野菜をイメージしたものもある。今後は新フォントの開発と併せて、フォントを活用した日用品やインテリア製品などの開発を進めていく予定だという。

プロジェクト担当者・菊義典さんのコメント

菊義典さん(写真中央)と地域支援センターポレポレスタッフ

地域支援センターポレポレの菊義典さんは、以下のようにコメントしている。

「このプロジェクトは、障がいのある方々の創造性を生かしながら、地域の魅力を発信する新しい形の取り組みです。皆様のご支援が、彼らの経済的自立と社会参加の促進につながります。ご支援いただいた資金は、持続可能な事業モデルの構築に活用されます。ぜひご協力をお願いいたします」

クラウドファンディング概要