滝沢「写真は水に溶けないので可燃ゴミになります。基本的に水に溶けない紙は古紙回収には出せません。よく間違われるのがチョコレートの包み紙で、『紙』って書いてあるんですけど、水に溶けないので可燃ゴミで捨ててください。
宅配ピザの箱もよく古紙回収で出されていますが、油が染み込んだ紙も可燃ごみになります。次の製品にする時に油が浮き上がってしまうので、処理施設の人が困ってしまいます」
――ちなみに、ダンボールについたガムテープや金具は外さないとだめでしょうか。
滝沢「ガムテープはなるべく剥がしてほしいですけど、金具は分離する機械があるので外さなくても大丈夫です。書類をまとめてあるホッチキスも1個1個外すのは大変じゃないですか。雑誌なんかもそうですよね。あれも分離する機械で分けられるので大丈夫です。
どちらかと言えば、金属よりプラスチックが一番問題です。たまにダンボールがビニールに包まれた荷物あるんですよ。そのまま古紙として出される方がいますが、ビニールはプラなので機械に引っかかってしまいます。それだったらまとめて可燃ゴミのほうがいいですね」
◆危険!清掃車火災に繋がる「中身が残ったスプレー缶」
――年末に出る、迷惑なお困りゴミはありますか。
滝沢「ゴミを捨てる人が増える年末は、清掃車火災が多いんです。これは清掃員の命に関わります。僕が知っている清掃車も、中身の入ったスプレー缶が分別されないで入っていたことで燃えたことがありました。スプレー缶は必ず中身を出しきってから、自治体が決めた日に捨てるようにしてください」