「コワーキングスペースもあり、シェアハウスとしての機能もあり」というコリビングを活用して、全国各地や海外を回りながら働くライフスタイルに注目が集まっています。住・職一体型のコリビングを活用すれば、好きな時に好きな場所で、好きなだけ働けるようになります。会社や家に縛られない、本当に自由な暮らしに憧れる方も少なくないでしょう。自分の生活をもっと自由にしてくれる、コリビングを活用した新しいライフスタイルを提案します。
コリビングとは
コリビングとは、さまざまな職業に就く人たちが一つの空間で共に働きながら暮らす住・職一体型の施設です。コワーキングスペース大手のWeWorkが運営するWeLiveをはじめ、世界各地で誕生しているコリビング。国内では2019年10月に、三菱地所がコリビング事業への参入を発表しています。
また地域と仕事、暮らしを通して新たなコミュニティーを形成する機能を併せ持ったコリビングも存在します。まだ歴史の浅いこの施設は、これまでにない可能性を秘めています。
コリビングのメリットと活用方法
世界中で広がっているコリビング・ブームが、日本でも巻き起こりつつあります。コワーキングスペースとシェアハウスが一体化したコリビングを活用することで、どのようなメリットが得られるのか詳しく見ていきましょう。
出会いが加速し人脈が広がる
コリビングの利点は、「そこにいるだけで出会いがある、人脈が広がる」ことにあります。居住者同士の交流の活性化を狙い、共有スペースを充実させている施設も数多くあります。
海外のコリビングでは、スパやジム、図書館、レストランなどを併設している施設もあるようです。共用設備や共用スペースを積極的に利用しつつ、その場にいる人同士が気軽につながることができるのが特徴です。
コストをかけずに「自由な暮らし」が手に入る
いつかは地元や自然豊かな地方で暮らしたいけれども、移住するのはハードルが高い……そんな方にもコリビングは適しています。平日は都内の自宅で、週末は地方のコリビングで過ごす、あるいは普段はオフィスでデスクワーク、気が向いたときにコリビングでリモートワークに切り替える働き方も可能です。
例えば、国内のコリビングのプラットフォーム「ADDress」は、敷金・礼金・保証金などの初期費用なし、水道光熱費やネット回線料金を含み月額4万円(税抜)で、国内各地にあるコリビングを利用できます。契約者と同伴1名まで(2親等まで、または固定のパートナー1名まで)は追加費用なしで利用可能なので、パートナーや親兄弟を連れて、リゾート地で仕事しながらリフレッシュできる旅も楽しめます。
多種多様な人との関わりから、新しいアイデアが生まれやすい
異なる職種の人たちと関わることによって、自分一人では生まれなかった発想や新たなビジネスの着眼点が生まれるかもしれません。また、分野は同じでも違う部門を担当している人たちとの出会いで、これまで温めていた新規ビジネスのアイデアが実現する可能性もあります。
新しいWebサービスを立ち上げたい、地域の課題を解決するソーシャルビジネスを始めたい、自分にアイデアはないけれど、誰かのアイデアを実現する能力は持っているなど、自分のスキルや特徴を生かしたビジネスの創出に向けて、コリビングを活用してみましょう。