後入れスープの袋は2つ。ベースとなる先入れスープと、風味を付ける後入れスープの2つのことはありますが、後入れで2袋は珍しいです。この部分もこだわりの一つなのかも知れません。

中身は、かやく、後入れスープ2種類、ノンフライ麺となっていました(写真:サイゾーウーマン)

【ヤオコー】267円「食煅(じきたん) もみじ 芳醇なコク醤油味」実食

 筆者は同商品の監修を行った「食煅 もみじ」を訪れたことがありませんので、その部分の比較はできませんが、結論から言うとカップ麺としてはかなりハイレベルな一杯でした。

調理後のアップ(写真:サイゾーウーマン)
スープは鶏のだしと醤油が強めなキリッとした味わい(写真:サイゾーウーマン)

 パッケージにも書かれていたウリの一つであるスープは、鶏のだしと醤油の風味が強めに押し出された、キレがありつつも懐かしさも感じる一品。

 「ニュータッチ」というと「チャーシューメン」のイメージが強く、こちらのスープは甘目でスパイシーなものであるため、同様のテイストを想像していましたが、いわゆる端麗系の醤油ラーメンといった味わい。個人的にはかなり好みでした。

 麺もノンフライだけあり、適度なコシとツルツルとした食感がしっかりとおいしく、この部分も水準以上。

麺はノンフライだけあり、しっかりとしたコシがかなり好みでした(写真:サイゾーウーマン)
チャーシューは「ニュータッチ」の「チャーシューメン」に入っているものと同じように思えました(写真:サイゾーウーマン)

 唯一気になった点は、かやくのメインであろうチャーシューが上記の「チャーシューメン」と同じものが使用されているのではないかということです。

 こちらも昔ながらの味わいで悪くはないのですが、麺とスープのレベルを考えると、こちらももう少しハイクオリティなものを用意してもよかったのではないでしょうか。

 ほかの具であるメンマやほうれん草はおいしかっただけに、余計に気になってしまいました。とはいえ、全体的なバランスとしては高くまとまっており、値段を考えればかなり満足感の高い正統派な一杯と言えるでしょう。