◆冷凍おにぎり&冷凍野菜でいつでも健康ごはん

朝はコーヒーだけの生活を長く続けていましたが、団地に引っ越してからは母と2人分の朝食を作っているというきんのさん。

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし
なにもないときでも、焼きおにぎりと具だくさんの味噌汁は作れるように準備。ご飯は多めに炊いて普段の食事用に冷凍保存し、それとは別に、じゃこやふりかけ、梅干しなどを入れて冷凍おにぎりにしています。

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし
買った野菜は全てその日にカットして、味噌汁の具用の“自家製冷凍ミックス野菜”に。野菜ミックスに必ず入れるのが、玉ねぎ。いい出汁が出る上に、血液サラサラ効果もあるので外せないそう。

◆300円弁当、始めました

お弁当箱は機能重視。左上は保温ジャー、左下は食べたあと小さくたためるジャバラ式お弁当箱。右は下にご飯、上に具材を入れられる丼専用のお弁当箱。
きんのさんが、物価上昇対策と節約を兼ねて実践しているお弁当生活。弁当作りのルールは3つ。

(1)予算は300円以内

(2)調理時間は10分以内か、レンチンなどの時短メニュー

(3)お弁当用に食材を買い足さないこと

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし
サラダそば弁当。丼専用お弁当箱の下に具と麺を、上につゆを入れました。
仕事場のお昼はコンビニ弁当を買わずに、この300円弁当で節約。お弁当生活に慣れてきた際、レシピがマンネリ化してしまったこともあったそうですが、スープジャーを購入したところメニューの幅が広がったんだとか。

「レンチンレシピや前日の夕食の残りを利用して作るお弁当は手軽」と話すきんのさん。あまり気負わず、ルールをクリアするゲーム感覚で楽しみながら取り組むことが、長続きする秘訣のようです。

『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』では、団地での月12万円生活の工夫などをたっぷり紹介しています。さらには、老後の不安やおひとりさまの不安を解消するためのお金の備え方や、困りごとや気持ちを整理する「じぶん会議」のやり方、介護士だからこそ分かった高齢の親との付き合い方なども収録。これからの暮らしを豊かにするためのヒントが詰まった一冊です。