ハッチ・ワークは、埼玉新都市交通が管理する月極駐車場を対象に、月極駐車場のシェアリングサービス「アットパーキングウィークリー」の導入を開始した。
これにより、対象の月極駐車場の短期利用が可能になり、利用者の利便性向上が期待されている。
「アットパーキングウィークリー」導入の背景
埼玉新都市交通は、高架下を中心に約900台の月極駐車場を管理している。好立地でアクセスに優れた駐車場が多いことから、月極契約だけではなく、短期利用を希望する問い合わせが一定数あったそう。
近隣の工事期間中や家族の帰省、一時的な来訪者といった、さまざまな利用希望の相談を受け、その都度対応を行っていた。しかし、従来の手続きは時間を要するため、「すぐに使いたい」という利用者のニーズに応えることができず、双方の利便性向上が課題となっていたようだ。
この解決策として、このたび「アットパーキングウィークリー」の導入に至った。
「アットパーキングウィークリー」の特徴
「アットパーキングウィークリー」は、管理会社向け月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」の新機能として、3月から本格提供を開始している。
大きな特徴は、自動的に空きの期間を有効活用できること。駐車場やバイク駐輪場を月極契約で募集しながら、募集中の空きの期間を「1週間単位」のほか「数日、1日、1か月単位」といったさまざまな短期利用の形態に転用することが可能になる。月極の利用契約が始まると、自動で短期利用が不可となるため、管理会社の手間が発生しない。
短期利用を希望する人は、専用サイトにて希望エリアから探すことができるほか、現地のQR付き募集看板からも短期利用の可否を確認することが可能。キャッシュレス決済のため、簡単な手続きですぐに利用が開始できる点や、連続して利用する場合は同じ区画に駐車できる点もポイントだ。
また、気に入った駐車場を長期で利用したい場合には、月極契約へ変更することもできる。