整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

ドラマで「選ぶ筋肉」を鍛える

ときどき、整理収納アドバイザーとして友人に片付けのアドバイスをさせてもらうことがあります。片付けが苦手、と感じている人の多くに共通するのが、

「残すものを選ぶことが少し苦手」「捨てる=手放すことも少し苦手」

ということ。そんな人におすすめなのは、モノではないもの、自分にとってそこまで大切ではないモノで選ぶ練習をしてみることです。

たとえば、毎期放送されるテレビドラマ。

わたしは数年前から、「いったん、そのシーズンのドラマは可能な限り1話目はすべてみてみる」と決めています(リアルタイムではほぼみられないので、これは、Tverなどのアプリのおかげでできることです…!)。

そして、その後2話目、3話目…と続けてみて、「これは最後までみたい」「これはもうみなくていいかな…」と絞り込んでいきます。そして、いったん残ったドラマたちも、

・時間があったらみるもの

・時間がなくてもなんとか捻出してみたいもの

に分類していきます。

わたしの場合はシンプルに、そのドラマをみることで気分転換になるかどうか、明るい気持ちになるかどうか、で選んでいます。どんなに評判になっているドラマだとしても、自分の気持ちを優先させます。また見たくなったら、見逃し配信で追えるので、気楽に一度「手放す」ことができるのがいいところ。

収納場所のスペースに限りがあるように、ドラマをみるのに割ける時間も限られています。収納におさまるだけのモノを残すのと同じように、今期みるドラマを絞り込む。これを3カ月に1度やることで、