クリスマスのツリーの意味や由来は?
クリスマスツリーは旧約聖書に登場する「知恵の樹」を象徴しているとされています。「知恵の樹」というのはアダムとイブがエデンの園で暮らしていたときに、その木の実を食べてしまってエデンの園を追い出されたというあれです。もともと歴史上はこの「知恵の樹」というのはイエス・キリストとは関係のないものなんです。
この「知恵の樹」を模した樹に飾り付けを行って、クリスマスを祝うことは1419年にドイツで最初に行われたといわれています。それが1600年代になるとドイツでは至る所で行われるようになって慣習となったようです。さらに1700年代から1800年代にかけてアメリカやイギリスにも広まり、世界中で行われるようになっていったのです。
クリスマスプレゼントに隠された意味と由来
クリスマスのプレゼントというのは子どもの頃楽しみの一つでしたよね。いまでは子どもだけでなく大人にもプレゼントを贈ることは一般的になってきています。でもクリスマスのプレゼントってもともとどういう意味だったのでしょうか。実はクリスマスプレゼントはキリストへの贈り物がその由来になっているのです。
キリスト教の聖書にはキリストの誕生を知った占星術師がキリストに黄金と香料を送ったと書かれています。つまりもともとはキリストが誕生したお祝いに送られたプレゼントにその起源があるのです。そしてキリスト教ではもともと聖ニコラウスの日の12月6日に家族や大切な人にプレゼントを贈る習慣があります。それが16世紀になって12月25日のクリスマスにプレゼントを贈るようになったようです。
クリスマスカラーの意味と由来
クリスマスといえばサンタクロースは赤い服を着ているのが定番ですね。でもどうしてサンタクロースは赤い服を着ていないとだめなのでしょう。別に黒い服のサンタでもよくないですか?もちろんよくないんです。なぜならそこにはちゃんと宗教的な意味が込められているからです。
クリスマスにおいてサンタクロースが着ている赤はキリストの流した血の色だといわれています。キリストはすべての人間たちの罪を背負って十字架に掛けられて死んだとされています。つまりキリストが人々のために流した血は神の人間に対する愛の象徴なんです。だからサンタクロースの赤い服には全ての人を愛するという意味が込められているんですね。