【人の心理を読む9】仕事
職場の不平不満にもその人の本音が隠されています。例えば給料が安いと不公平を言う人の中には、仕事に熱意が持てないことを給料の安さにすり替えていることが考えられます。
あるいは、上司の悪口。上司の悪口を言う人に限って、本人は出世したくてたまらない欲求を持っていることが多いです。そして冗談で口にする悪口は、積もり積もった欲求不満の暴発だと思っていいでしょう。
上司の自慢話も聞かされる方はあまりうれしいものではありませんが、部下を相手に昔の自慢話をしたがる人は、時代の流れについていけなくなり、職場にも適応できなくなったことを昔の自分を誇ることによってバランスを保っています。
よく「仕事が大好き」という人がいます。「仕事が生きがいだ」などと自分に言い聞かせるかのように合理化している人がいますが、たいていの場合は家庭などに欲求不満の種を抱えています。
周囲に「あぁー、忙しい!!」などと、自分の忙しさを意識的にアピールしているような人がいますが、このような人は自分の能力に対してコンプレックスを持っています。
仕事に異常に熱心な人で、あまり熱心でない同僚を批判する人がいますが、このような人は本音の部分でなまけ者だったりします。
「最近、物忘れがひどくて」というかたも多いかと思いますが、物忘れには、その人がそのことに対して、気が進まなかったことを表している場合があります。
言い間違い、聞き間違い、読み間違いにも人の本音が隠されていることがあります。 例えば、言い間違いを言い直しをしたときは、最初の言葉に本音がある場合が多かったりします。 そして言い間違い、聞き間違い、読み間違いの内容は、その人のひそかな願望をあらわしています。
【人の心理を読む10】ゲーム、勝負事
ゲームや勝負事において人の心理、性格がよく表れます。だからこそ相手に知られないようにポーカーフェイスということが大事になるわけですが、ゲームや勝負事において、どんな心理を読むことができるのでしょうか。
まず、ゲームの途中で不機嫌になる人は、欲求不満に対する耐性が弱く逆境に弱い人だといえます。
それから、ゲームの最中でやたら「もう一度」「待った」を連発する人は、幼児的甘えの構造が残っている人だといえるでしょう。
負けに対する反応でも心理が読めます。自分の負けを腕のせいにする人は一見謙虚ですがプライドが高い人です。運のせいにする人は虚栄心が強い人。他人のせいにする人は、自信家で自我が強い人です。
そしてゲームの勝ち負けに無関心を装う人は、傷つくことが嫌いな自己防衛人間です。
【人の心理を読む11】趣味・嗜好
飼うペットによっても心理が読めることがあります。 よくねこを飼う人はわがままとか、犬を飼う人は甘えん坊で優しいと言われますが、具体的には、ブルドックなど顔のつぶれた犬を好んで飼う人は、自分の容姿に自信を持ってないことが多いと言われます。
これは、ブサイクな犬を身近に置くことによって、その対比効果で、少しでも自分の容姿に対する自信のなさを補なおうという心理からです。
鳥や熱帯魚を好んで飼う人は、自分の意のままにペットを愛することで自分だけの世界を持とうとする人で、孤独で対人関係にわずらわしさを感じていて、さらには人間嫌いである場合が考えられます。
ペットでなくても、例えば大人になってもぬいぐるみを手放さない人は他人に対する甘えが強く、精神的にも幼児的であるということが読み取れます。
【まとめ】人の心理を読むことは身を守る
いかがでしたでしょうか。
人の心理を読むことができると、相手に対する接し方も違ってきます。 世の中には、人の心理に付け込んで、騙そうとしたり、詐欺をしたりする人間がいますので、心理学的知識が多ければ多いほど、騙されたり、詐欺にあうことも避けられます。
そして、相手の不可解だった行動も、どんな深層心理に裏打ちされた行動だったのかがわかると、それまで以上に相手に対して寛容にもなります。
今回の例はほんの一部です。興味を持たれたあなたは、心理学的知識を深めて、相手の本音を読み取り、恋愛や人間関係などにいかしてみてください。