新潟県佐渡市は、2024年7月の「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を記念して公開した体験型コンテンツ「江戸時代の佐渡へタイムスリップメタバース」を、さらに充実させフルオープンした。これを記念して、佐渡に関するクイズを制覇した人に抽選でプレゼントをするキャンペーンを、2025年2月28日(金)までの期間で開催中だ。
ゴールドラッシュ期の佐渡・相川を再現したVR空間
「江戸時代の佐渡へタイムスリップメタバース」は、「江戸時代の佐渡へタイムスリップ」をコンセプトに、絵巻物などの資料から最新3D技術を用いてゴールドラッシュ期の佐渡・相川を再現したVR空間だ。
専用アプリは不要で、VRゴーグルやPC、スマホ、タブレットなどのデバイスから利用することができる。
佐渡市では、佐渡の歴史・文化に誇りや愛着を持ち次世代へ継承していく取組を、佐渡独自のSDGs18番目のゴールとして定めている。このメタバースを通じて、ユーザー、地域、社会の三者が互いに利益を享受し、新たな佐渡ファンや地域への人の流れを創出し、文化を未来へ繋いでいくことを目指している。
投げ銭による地域文化応援を導入
8月に公開した「金山坑道エリア」と10月に公開した「京町エリア」に加え、今回「佐渡奉行所エリア」とユーザーが文化財保全・活用を応援できる「投げ銭機能」を追加した。
佐渡市には400件を超える文化財があり、これらを次世代へ継承するためには多額の費用が必要となるため、佐渡市初の試みとして「投げ銭」導入。投げ銭は、佐渡の文化財の保全・活用の取り組みに活用される。投げ銭で応援する際には事前にクレジットカード情報の登録が必要となるので了承のうえ行おう。
「佐渡ギフト」プレゼントキャンペーンを実施中
フルオープン記念として、奉行所お白洲裁判でミッションをクリアした人に、抽選で「佐渡ギフト」をプレゼントするキャンペーンを開催している。キャンペーンの参加方法は、「江戸時代の佐渡へタイムスリップメタバース」にログインし、「京町エリア」に入って小判に触れる。