アタカマ砂漠は、チリのアンデス山脈と太平洋の間にある砂漠で、世界で最も降水量の少ない地域。同じ地球上だとは思えないような絶景に出会うことができます。

けれども大人の女性は、いくら絶景があるとはいえ、かつては「死への道」として恐れられた過酷な環境で何日も過ごすことに二の足を踏んでしまうかもしれません。

そんな方々もご安心ください。砂漠にも素晴らしい食事とワイン、快適なお部屋、さらにパーソナルガイドまで付いた贅沢なサービスを提供するホテルがあります。

アタカマ砂漠の絶景

アタカマ砂漠は、チリ北部にある南北に細長い砂漠地帯です。昼と夜の気温差が激しく、日中は灼熱の太陽が猛威を振るっても、夜は氷点下まで気温が下がることも珍しくありません。空気が乾燥していて晴天率が高いため、世界中の天文台が集まっています。

日本からは、まず国際線を乗り継いでチリの首都サンチアゴに入り、そこから国内線でカラマ空港へ向かい、さらに陸路で観光拠点となるサン・ペドロ・デ・アタカマを目指すことになります。所要時間は陸路を含めて30時間超。かなりの長旅となります。時差は13時間(サマータイムは12時間)あるので日本とは昼夜が真逆です。

そんな日本から遠く離れたアタカマ砂漠には、まさに日常からかけ離れた絶景が待っています。例えば、月面を思わせる奇岩や断崖絶壁、砂丘が壮大なスケールで広がる「月の谷」、朝日の中で立て続けに空高くまで蒸気を吹き上げる世界最高所にある大小80もの間欠泉(※)、華やかな夕焼けを映す鏡のような塩湖に集まる野生のフラミンゴたち……。

全方位、ドーム型の夜空に広がる満天の星を眺めたり、塩分濃度が濃いために体が沈まない塩湖で浮遊体験したりすることもできます。

※間欠泉:一定周期に水蒸気や熱湯を地表から噴出する温泉のこと。