週刊誌の記者はこう明かす。
「大久保氏に関しては以前から『巨人出禁説』が取り沙汰されています。今年2月に宮崎・サンマリンスタジアムで行われた春季キャンプを取材で訪れていましたが、いつまで経ってもグラウンドに入らず、スタンドで選手の練習を眺めているだけ。大久保氏は以前にレギュラー出演していたCS放送の番組や『デーブ大久保チャンネル』で、近年のコーチ経験者の立場から巨人の内情や一、二軍の入れ替え事情などを暴露したことで球団から非公式に厳重注意を受けたと言われています。そのため、広報部から取材NGを通達され、“正式訪問”ができなかったと一部週刊誌から報じられました」
もっとも、出禁報道後に大久保氏は巨人OBの先輩である槙原寛己氏のYouTubeチャンネル「ミスターパーフェクト槙原」で自身の疑惑を否定している。
「大久保氏は、“巨人の広報部長からYouTube用のインタビュー取材は遠慮してほしいと言われただけで、正式な禁止措置ではない”などと説明。また、“原前監督は寛大で実績もあるので自分のYouTube活動も理解してくれたが、阿部慎之助監督は懐の広さはあってもまだそこまで気が回らないのでは”とも分析していました。まあ、出禁の時期があったというほうが正しいかもしれませんね」(前出・週刊誌記者)
しかし、巨人OBが多数参加した今回のファンフェスタに不参加だったことで、改めて「出禁説」が再燃している格好だ。もっか活動の中心がYouTubeチャンネルとなっている大久保氏。
今後も登録者や再生回数を増やすためには刺激的な内容が求められそうだが、芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。
「大久保さんは以前からトーク力に定評があり、タレント性も高く、現役引退後はプロ野球球団の監督やコーチに就任していない時期には、解説者として出演するスポーツ情報番組はもちろん、バラエティー番組やラジオ番組などマルチな活躍で存在感を放っていました。今や数多くのプロ野球OBが自身のチャンネルを開設していますが、YouTube参入時期は比較的早く、プロ野球全般に関する過激ながらも的を射た発言や豊富な球界人脈を駆使して招いたゲストとの軽妙なトークなどが好評を博し、『デーブ大久保チャンネル』を人気コンテンツに押し上げました。過激な発言ばかりが目立ちがちですが、同じ球界OBとのトークではとても聞き上手な一面も垣間見えて、その球界人脈の広さを加味しても、優れたコミュニケーション能力の持ち主といった印象です。“出禁説”の真偽は定かではありませんし、その立場上、今後も巨人に限らず球団関係者が眉を顰(ひそ)めるような発言を口にするケースも出てくるかと思われますが、持ち前の頭の回転の速さとコミュニケーション能力の高さで大事に至らないように上手く折り合いをつけるのではないでしょうか」