また、過去の『M-1』王者で『キングオブコント』に積極的に挑戦する姿勢を公言しているのはマヂカルラブリーのみ。霜降り明星は21年に準決勝で敗退して以降、エントリーしておらず、ウエストランドも12年に準決勝に進んだ経験があるが、16年以降出場していない。
一方、『キングオブコント』王者では15年王者のコロコロチキチキペッパーズと22年王者のビスケットブラザーズが毎年『M-1』に挑戦している。コロチキは準々決勝に3度、ビスブラは22年に準決勝まで進出したが、決勝の厚い壁に跳ね返されている。しかし、この2組もまた2冠候補といえるだろう。
果たしてこの中から2冠王者が生まれるのか、あるいはまだ知らぬ新星がかっさらうのか。お笑い史に残る偉業を待ちたい。
(文=新越谷ノリヲ)