壮大な太平洋に面した福島県いわき市。2011年の東日本大震災で大きな被害を受けたことでも知られる場所です。あれから約10年、地元の人々の力で復興を遂げつつあります。そんな頑張るいわき市周辺の大自然・絶景スポットそしてお土産にグルメを海が大好きな筆者が厳選してご紹介したいと思います。
海の絶景を堪能できるオススメスポット
まずは海とともに広がる、いわきの美しい絶景スポットをご紹介しましょう。
波立海岸の弁天島と桟橋
福島県の海岸線を走る国道6号線沿い、四ツ倉と久慈浜の中間地点に位置する波立海岸に、弁天島と桟橋があります。海に浮かんでいるかのようにも見える弁天島には鳥居があり、島に渡る朱色の橋も特徴的。青い海とのコラボレーションが心を揺さぶります。
ここでぜひ見て欲しいのが、日の出。太陽が登る姿が、息を飲むほど美しい絶景です。その御来光を拝みに、県内外のフォトグラファーをはじめ多くの人が足を運ぶ人気のスポットです。
周辺には、地元の人々からの厚い信仰を受ける波立寺(波立薬師)
波立海岸から陸側を望むと波立寺(はりゅうじ)があり、地元の人々から厚い信仰を受ける波立薬師が鎮座しています。ここには医療にまつわる仏様・波立薬師が祀られており「オンコロコロ センダリ マトウギソワカ」と唱えると、心身豊かになり、無病息災のご利益を得られると言われているパワースポットです。
また波立薬師は、目の病の厄落としを行う神様としても知られています。目の前に広がる波立海岸の玉砂利を持って帰るとその厄を拾い、目を患ってしまうという言い伝えがあるので注意してくださいね。
駐車場:あり(無料 波立薬師波立寺駐車場利用)
塩屋埼灯台
波立海岸から南に向かうと、磯浜海岸が見えてき、さらにその先に塩屋埼灯台が姿を現します。純白の灯台が海抜73mの断崖絶壁の上に立ち誇る姿は圧巻ですよ。
この灯台は1899年(明治32年)に作られた、全国に16基ある登れる灯台のひとつです。エントランスで料金を支払うことで、灯台内部を観覧することができます。
内部にあるミュージアムでは、灯台の歴史や仕組みなどがわかりやすく展示されています。
そしていざ灯台の頂上へ!100段を超える螺旋階段を登って灯台のてっぺんへ辿り着くと、この地にたどり着いた者だけが見られる、大海原と大パノラマの景色が広がります。高いところが苦手な人は気をつけてくださいね。
また、灯台の駐車場近くには美空ひばりの歌碑があり、灯台とともに観光客に人気のスポットとなっています。
- 駐車場:あり(無料)
マリンタワーと小名浜港の夜景を堪能
昼間とはひと味もふた味も違う、夜景が美しいスポットをご紹介しましょう。
いわきマリンタワー
小名浜港東側の岬、三崎公園内にある高さ約60mのいわきマリンタワー。昼間は小名浜港をはじめ周辺の風景を眺望できる人気の観光スポットとなっています。東日本大震災の後に中止されていたライトアップですが、2019年6月より再開され、今では年間を通じて青く幻想的な光を放ちます。
- 点灯時間:18:00~21:00(7月~9月は19:00~21:00)
- 駐車場:あり(20:30に閉鎖)
小名浜港
港町・工業地帯としても知られるいわき市。その中にある小名浜港にはいくつもの埠頭があり、昼間は多くの船舶が行き来します。
夜になると漁火が港中に瞬き、キラキラ美しい夜景へと姿を変えます。また水面に映る光も幻想的です。
小名浜港に隣接するいわきら・ら・ミューの駐車場は夜間開放されているので、車を停めることができ、夜景を見るのにもぴったり。港の向こう側に見えるマリンタワーや小名浜港をはじめ、近くにある水族館の建物や橋がロマンチックに煌めきます。
地元の人が夜釣りで足を運ぶスポットですが、周辺は暗いのでくれぐれも気をつけて夜景を楽しんでくださいね。
- 駐車場:あり(無料 いわきら・ら・ミュー駐車場利用)