13年前、iPhone4S欲しさに自身の腎臓を売り払った少年が30歳になった今障がいを負い、寝たきりの生活になっていることが中国にて報じられました。
190センチの高身長、かつ健康な体を持っていたはずの彼は、現在どのような状態になっているのでしょうか。
■スマホ欲しさに臓器を売却
今から13年前の2011年、中国ではiPhone4Sが一世風靡し、「優れた身分の象徴」とも言われていました。
当時、安徽省に暮らす17歳の少年もiPhoneに憧れる1人でしたが、家が裕福でなかった彼は、なんと自分の腎臓を売って最新機種を手に入れることを決意。
「腎臓は二個あるし、俺は一つなくなっても大丈夫。売れるんだったら売る!」と豪語し、ブローカーに移植手術の依頼を行ったそうです。
手術でもらえた代金は2万2000人民元。日本円で約30万円ほどの報酬でした。
■傷口に炎症、その上…
少年はこのお金でiPhone4S、及びiPadを購入。「これだけで買えるだなんてお得だ」と考えていた様子。
しかし、ほどなくして体調を悪くした彼が病院へ向かったところ、なんと「劣悪な環境で手術が行われていますね。傷口が炎症を起こしています」と宣告されてしまいました。その上、もう一つの腎臓も治療が必要な程損傷してたとのこと。
ここでやっと家族に腎臓を失ったと白状した少年ですが、既に治療のタイミングを逃していたことから元の健康体には戻れないことが判明します。