年末の漫才頂上決戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の決勝戦に進出する9組が発表された。
5日、東京・竹芝のNEW PIER HALLで行われた準決勝には、史上最多となる1万330組がエントリーした予選を勝ち抜いた31組の漫才師が登場。ワイルドカード枠のロングコートダディを皮切りに、約2時間にわたって熱い戦いが繰り広げられた。
その結果、以下の9組が、まずは22日に生放送される決勝戦にコマを進めることになった。この9組に、当日行われる敗者復活戦を勝ち抜いた1組を加えた10組の漫才師が、今年の『M-1』王者を争うことになる。
その決勝進出者は、以下の通り(発表順)。
ママタルト
令和ロマン
ジョックロック
真空ジェシカ
エバース
トム・ブラウン
ダイタク
ヤーレンズ
バッテリィズ
決勝初進出は5組となった。
注目はラストイヤーでついに勝ち取った双子コンビ・ダイタク。6回目の準決勝でようやくファイナルにたどり着いた。
エバースは昨年の敗者復活戦で爪あとを残し、今年は初のファイナル進出が期待されていたコンビ。正統派のしゃべくり漫才で優勝を目指す。
ママタルトは3年連続の準決勝で初の決勝。ここ数年バラエティでも顔を見るようになった大鶴肥満は体重が180kgを超えるだけに、本番ではせり上がりに補強が必要かもしれない。
バッテリィズとジョックロックはサプライズ枠。ジョックロックはコンビ解散を繰り返した2人が組みなおして3年目。今年は『NHK新人お笑い大賞』ではエバースに次ぐ2位に入っている。大阪・漫才劇場からの刺客2組が波乱を呼ぶか。
昨年からの連続出場は3組。
連覇を狙う令和ロマン、昨年の最終決戦で涙をのんだヤーレンズ、4年連続4回目のファイナルとなる真空ジェシカ。いずれも超実力派が貫録を見せ、前評判通り決勝に進んでいる。
返り咲きとなったのは、こちらもラストイヤーのトム・ブラウン。2018年以来、6年ぶりとなる決勝で爆発力を見せることができるか。