オルトロボは、防犯対策と緊急時のサポートを一体化したスマホの防犯アプリ「コエマモ」を、12月にリリースした。

防犯アプリ「コエマモ」の機能について

「コエマモ」は、一人暮らしの女性のインターホン対応や、夜道の帰宅時など、日常生活で不安を感じる場面での解消策と、緊急時のサポートを提供するアプリ。自分の身を守る頼れるパートナーとして、5つの安心機能を搭載している。


「代理応答」は、インターホン対応の際、ワンタッチで自然な男性音声が代わりに応答する機能。音声は計198個(台詞66種×声の出演者3名)を用意し、荷物受け取り時や迷惑電話の対応に最適だ。

例として、「ありがとうございます」「お願いします」「どちら様ですか」「玄関の前に置いておいてください」などの台詞がある。


「フェイク通話」は、リアルな通話音声が流れ、それに合わせて相槌をうつことで、本物の電話をしているように見せかける機能。ひとりでの帰宅時や、騒がしい場所を歩く際の不安を軽減し、危険を感じた際の抑止力として効果的だ。また、時間指定で着信音を鳴らし、電話がかかってきたように演出することもできる。


「緊急通知」は、緊急時に、事前設定した相手に位置情報付きの通知を送信できる機能。同時に、特定の相手に電話で助けを求めることもできる。


「防犯ブザー」は、ブザーを鳴らすことで大音量で周囲に警告を発し、簡単にSOSを発信する機能。防犯対策をしたいものの、日常的にブザーを持ち歩かない人や、子どもの外出時にも安心を提供する。

「痴漢対策」の機能は、痴漢被害に遭遇した際、スマホの画面を表示するだけで、声を出せない状況でも周囲に助けを求めることができる。さらに、この機能は被害を受けている人を助けたい場合にも効果的だ。

「コエマモ」開発の背景

「コエマモ」は、オルトロボの社内イベント「企画コンペ」を通じて、中途入社1年目の女性社員が発案したアイデアから誕生した。彼女自身が日常生活で感じる不安を解消し、同じように悩む女性のための実用的な防犯ツールを開発したいという思いから、このアプリが形になった。