今年5月、香川県多度津町に、設計事務所兼工務店「あおー碧ー設計」が設立された。WEBサイトもオープンしている。
「気持ちの良い空間」を提供
日々の暮らしに安らぎと心地よさをもたらす空間づくりを目指す「碧設計」。同社が設計する家は、単なる住まいではなく、家族が集まり、笑顔があふれる場所であり、ほっとできる心の拠り所。自然と調和し、住む人々にとって本当に「気持ちの良い空間」を提供することが、「碧設計」の家づくりの根幹だという。
会社設立のきっかけ
「碧設計」の代表を務めるのは、前田正美氏。
会社設立のきっかけは、香川の実家の建て替え後、完成した家に住んでみた際に感じた「空気や時間の違い」だったそう。
同じ土地に建て替えたにもかかわらず、そこに流れる空気や時間が以前とはまったく異なり、驚きとともに心地よさに感動。「家は建て方次第で、こんなにも居心地のいい空間にできる。私の設計で、一人でも多くの方にこの心地よさを感じてほしい」と思った経験を忘れずに、地元香川で設計会社を営んでいる。
家づくりを通じて、多くの人にあの心地よさを感じてもらいたいという思いが、「碧設計」の設計の原点。自然と調和し居心地の良い空間を作り出すことを大切にしているという。
香川が誇る職人の技術を活かし、理想の住まいを実現
「碧設計」の特長は、設計から現場管理までを一貫して行うことで、利用者の想いを確実に形にできる点だ。長年の経験を活かし、家づくりのすべてのプロセスに責任を持って取り組んでいる。
「碧設計」では、利用者の顔を思い浮かべながら「誰のための家づくりか」を意識し、職人にその想いを伝えることを大切にしているという。
「碧設計」の家には、石や木といった自然素材がふんだんに取り入れられている。石の重厚感と時間とともに深まる味わい、木がもたらす温かみと柔らかさが、自然の美しさを住まいにもたらす。
職人の技術が住まいの質を高める重要な要素であることを深く理解し、香川の誇る職人たちの技術と経験を最大限に生かした空間設計も、「碧設計」の特長の一つだ。