「そしたら夫は『悪いのは俺だけど…人の携帯見るなんてルール違反だよ!』って怒鳴ると、バタバタっとカバンやスーツをかき集めて車でどこかに行ってしまったんですよ」
◆泣いて下手に出る演技をしたら、夫が不倫を白状
“悪いのは俺だけど”って事は不倫している事は確定です。頭にきましたが、ふだん気の強い麻美さんには、こんな時のためにとっておきの手があります。
「とりあえず朝から『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(ビョーク主演の悲しい映画)を流しっぱなしにして気持ちを作りながら夫の帰りを待ちました」
すると深夜にソッと帰ってきた晃さん。
「夫の前に立ち、そっと手を握りながらポロポロと涙を流し『私がいたらないから、よその女性に目がいくんだよね…ごめんなさい』って渾身(こんしん)の泣きマネをしたんですよ」
すると晃さんも涙目になりながら「何言ってるんだよ…悪いのは俺だよ! もうしないから」と麻美さんを抱きしめてきました。
晃さんは、同じ部内の女性と不倫をしてしまったと告白し麻美さんに謝罪してきたそう。
「そうなったら、もうこっちのものですよ!(笑)その後、その女と別れてから夫は『これからは俺のLINEいつでも見ていいからね』と言ってくれました」
ですが「もう信じてるから、見なくて平気」と返したそう。
◆夫に恋心はないので腹も立たない
「男は周期的に浮気をするものって思っているので、頭ごなしにキレても亀裂が深くなって仲直りが遅くなるだけだし、私が損するだけじゃないですか?」
とにかく離婚はしたくないし、もめたくないと語る麻美さん。
「何年かに1度しか使えない手ですが…私の泣きマネで夫に改心してもらって、むしろ絆を深めるチャンスだと思って。ドラマチックに盛り上げないと!って力が入りますね」
ですが、なぜ麻美さんはこんな風に浮気されても冷静でいられるのでしょうか?