キャンプにパンプスをはいてくる
 その後は特に会話もなく現地に到着した佐智子さんとK子さん。すでに同僚男性たちは到着済みだったそうです。急いで荷物などを運び入れ、佐智子さんも設営などに取り掛かることにしました。ところが、そんな重労働をしている佐智子さんの横でK子さんはなんと男性陣と自撮りをし始めたそうです。

◆包丁で手を切ってしまう

「さすがに見かねて、K子さんに持ってきた野菜のカットを依頼したんです。そうしたら、しばらくすると悲鳴が聞こえてきたんです」

包丁で手を切ってしまう
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 驚いてその方向を振り向くと、K子さんが包丁で指を切っていたそうです。それを見つけた男性陣が、ここぞとばかりに救急箱を持ってきて応急処置を開始しはじめたそうです。

「作業は滞るし人手も減るしでさんざんでした。結局設営のあと、私が食事の準備を一人でするはめになったんです」

◆自撮りに夢中のあざとい女子

 ようやく食事にありつけた同好会メンバー。K子さんもまるでけががなかったかのように振る舞っていたそうです。しかし食事が終わり後片付けに入ると、K子さんはけがを理由に男子たちと歓談しだしたそうです。

「また仕方なく一人で洗い物をしていると、今度はさすがに同僚男性が何人か気づいてくれて、手伝いにきました。するとそれにつられて最後までK子さんと夢中で会話していた同僚男性も場の空気を読み手伝いに来たんです」

 すると、K子さんは洗い場から丸見えとも知らず、一人炎をバッグに工夫を凝らしながら自撮りを再開しました。おまけに、さっきまで痛そうにしていた手で自撮りスタンドをしっかりと握る始末。さすがにその様子を見て、佐智子さんだけでなく男性陣も引いていたといいます。

◆翌朝K子さんの姿が消えていた

 後片付けが終わり再び火を囲んだ面々でしたが、先ほどとは一転してK子さんが一人浮いた状態になっていたそうです。片付け前までのノリは男性陣にはすでになく、むしろ佐智子さんとの会話がはずんでいました。するとさすがに場の雰囲気を察したのか、K子さんにはさきほどまでの元気さはなかったといいます。