女優の藤原紀香が受難続きとなっている。事務所の破産、夫の歌舞伎俳優・片岡愛之助の大けが、さらに事務所に預けていた約4000万円が無断で流用されていたとも報じられているが、それでもSNSに前向きな言葉をつづっていることに感心の声が集まっている。
紀香は長らくバーニング系列の芸能事務所「サムデイ」に所属していたが、同事務所は11月27日に社長名義で「破産手続開始決定の申立てを行いました」と発表し、倒産が確定的となった。
これを受け、紀香はSNSで「近日中に所属事務所を離れることとなります」としたが、破産については事前に知らされておらず、「あまりにも急なことで、私自身も、大変戸惑っておりますが、心を奮い立たせ、気持ちをあらたに芸能活動に精励いたす所存です」と困惑と憤りをにじませた。
これだけでもショッキングだったが、11月29日には夫の愛之助が舞台稽古中に約7メートルの高さから下りてきた木製のパネルと接触して負傷。翌30日、上顎および鼻骨骨折の診断を受けて舞台は休演となり、復帰時期のメドは立っていない状況だ。
これで不運は終わらず、12月2日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)は事務所が紀香から預かったお金を無断で債務の返済に流用していたと報道。記事によると、紀香は複数の舞台製作のために関係先企業などから一時的な出資金として4000万円以上のお金を集め、これは舞台終了後に出資者に返還するはずだったが、事務所が紀香に無断で全額を返済に充ててしまったという。
紀香が事実を知った時点で事務所は破産手続きに入っており、法的な弁済義務がなくなった可能性があるというのだ。同誌は弁護士のコメントとして「法的に横領にあたる可能性がある」との見方も示している。
短期間に大きなトラブルに立て続けに見舞われた紀香だが、今月1日付のInstagramで花を手にした写真と共に「こんな時こそ 人の温かさ、真の優しさに気づくことができます それは神様が与えてくれた大切な時 明日も、前を向いて歩いていこう 笑顔は多くのことを成し遂げるはず」と前向きな言葉を発信。「#苦あれば楽あり」「#試練は人を強くする」「#何度も立ち上がる」「#人の優しさに感謝」といったハッシュタグも添えている。