草加市役所は、埼玉県草加市が誇る皮革産業が「日本皮革四大産地」の一つに選ばれたことを記念して、特別PRを展開。伝統産業の魅力を、映像と広報紙で余すところなく届ける。
草加の皮革産業の魅力を国内外に発信
2024年4月、草加市の皮革産業が、「姫路・たつの地区」「東京(墨田区)」「和歌山(和歌山市)」と並び、「日本皮革四大産地」の一つに選ばれた。これを記念して、草加市役所は「草加の皮革物語」をテーマにプロモーション動画と特別広報紙を制作し、草加の魅力を国内外に発信している。
多様な種類の動物の皮を扱う草加の皮革産業
草加市の皮革産業は、昭和10年から続く伝統的な技術を大切にしながら、時代の変化に合わせた製品開発を行ってきた。高品質な革製品は国内外で高い評価を受けている。
草加市では、動物の皮の状態から革(レザー)に加工し、かばんや財布など最終製品の製造まで、すべて地域内で完結できる。これにより、細部にまでこだわり抜いた質の高い革製品が提供できるのが特徴だ。
また、ほかの産地は、牛や豚など一つの動物に特化したところが多いなか、草加市では、牛や豚だけでなく、羊、鹿、サメ、爬虫類など、多様な種類の動物の皮を扱っており、その技術力の高さも評価につながった。
草加市のオリジナルブランド「HIKER」
「HIKER」は、草加の皮革職人集団とクリエイティブチームが連携して創ってゆく、新しいプロダクトブランド。職人たちが長年培ってきた独自の技術を世界に広めるプロジェクトの一環として誕生した。
洗練されたデザインと職人技が融合した革製品を提供しており、シンプルでありながらも、使うほどに深まる味わいが特徴。モノとヒトとの関係を読み解きながら、生活のなかに深く根づき、世代をまたいで使い続けられるようなプロダクトを目指している。
技術と文化を映像で体感
プロモーション動画「伝統と革新が紡ぐSOKA LEATHER STORY」は、草加市の美しい街並み、職人の作業風景、出来上がる革製品の魅力をリアルに感じられ、技術と文化を映像で体感することができる。未来を担う若手職人の姿も収録されており、草加レザーへの情熱と技術力の高さが伝わる内容となっている。