◆「リルート」の余地を残しておくのは大切
――かかさんは現在、娘さんと2人で海外各国を巡る「子連れ旅」を楽しんでいます。旅行の計画を立てる際は、何を意識していますか?
かか:出発から帰国まで、完璧な計画を立てないようにしています。子どもの意見も尊重したいし、現地へ渡ってみて「合わないな」と思う場所もあるんですよ。過去の「世界一周」でも、ルートをきっちり決めなかったです。滞在先のホテルや目的地など、違和感があればリルートできるようにしています。
――「リルート」の余地を残しておくと、トラブルが起きても冷静に対応できそうですね。
かか:そうですね。例えば、子どもと中東へ行ったとき、インドからオマーン経由でドバイへ向かう予定でしたが、インドからの出国時に、空港のカウンターで帰りのチケットを買い忘れていたと気が付いたこともあったんです。
係員から「今のままでは出国できません。この場でドバイから日本へのチケットを買うか、現在のチケットを破棄するか。いずれかです」と言われて、その場で帰国用のチケットを買いました。旅先でのトラブルはつきものですし、それすらも楽しいです。
――トラブルといえば、女性と小さな娘さんだけの旅で危険な目に遭ったことはありませんか?
かか:リスクを最小限に抑えようと努力しているので、一度もありません。初めて訪れた国では、現地の方に必ず治安状況を聞くようにしています。
早朝や夜間に空港へ向かうときもあり、現地で「この時間に出発したいんですが、空港までの道は安全ですか?」と聞いて、「問題ないよ。夜でも子どもが普通に歩いてる」と答えてくれる国では安心して街中を歩けますし。反対に「この時間帯は絶対に外出するな」と言われたら、スケジュールを見直します。
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