次世代のエンターテインメント体験を創造するイマーシブ・ラボと兵庫県福崎町は、町の地域資源を活かした宿泊周遊型マーダーミステリー企画として、イマーシブ観光体験「逢魔ノ刻(おうまのこく)―妖怪たちの囁き―」を、2025年1月31日(金)よりスタートする。11月28日(木)より予約を開始した。
新しい観光体験で滞在時間や経済効果の向上へ
福崎町は、日本民俗学の創始者「柳田國男」の聖地として、妖怪文化を活かした観光地として知られている。しかし、観光客の滞在時間が短く、地域経済への貢献が限定的であるという課題に直面していることを受け、イマーシブ・ラボが課題解決に向けた取り組みを進めている。
イマーシブ・ラボは、“次世代のエンターテイメント体験を創造する”をミッションに、日常生活の中に、非日常の世界が混ざり合い、誰もがいつでもエンターテイメントに触れ合える新しい時代のエンターテイメントを創出している。
妖怪文化を題材にしたマーダーミステリー
今回、福崎町の妖怪文化をテーマに「宿泊周遊型マーダーミステリー」という新しい観光体験を企画。「逢魔ノ刻―妖怪たちの囁き―」は、妖怪文化を題材にした完全オリジナルのストーリーで、宿泊や地域巡りを組み合わせることで、参加者が町を舞台にしたミステリーを体感できる内容となっている。
観光客が福崎町の魅力を楽しみながら、その背景にある歴史や文化を学び、滞在時間を延ばすことで地域経済に貢献する。単なるゲームイベントではなく、地域の新たな観光モデルとして、観光客と地域をつなぐ重要な役割を果たす。妖怪たちの囁きが聞こえる町で繰り広げられる物語が、人々の心に深く刻まれる体験を提供していく。
宿泊場所となるのは、日本で初めて、県指定重要有形文化財を宿泊施設として再構築した「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」。播磨の国と呼ばれた兵庫県南西部に位置する同施設は、気軽に非日常の体験を楽しむことができる。