こども支援を行う「栃木県こども応援なないろ」は、11月29日(金)に「なないろ制服バンク」を立ち上げ、中学校と連携したリユース学生服の提供を開始した。それに伴い、12月7日(土)・8日(日)の2日間、「宇都宮学生服リユースshopリボン」内で、宇都宮市立鬼怒中学校のリユース学生服の譲渡会を開催する。

「なないろ制服バンク」開始の経緯

「なないろ制服バンク」は、先輩が「不要」になった学生服を「必要」としている後輩へつなげる事業。不要になった学生服を預かり、必要とする家庭に定価の1割程度で、リユース学制服を譲渡する。

中学校入学を控えた子どものいる家庭の負担を少しでも減らしたいという思いから、既存のリユース学生服の啓発活動を展開して事業を始める運びとなったという。

事業開始の背景には、コロナ禍において、制服バンクやバザーの開催を取りやめてしまった中学校が多いことや、制服のおさがりの情報が保護者に届きにくいことがあったそう。以上を踏まえ、制服が不要な家庭と必要な家庭とのマッチングが必要と判断し、宇都宮市立鬼怒中学校の協力のもと、「なないろ制服バンク」のスタートに至ったという。

完全予約制で譲渡会を実施

今回行われる宇都宮市立鬼怒中学校のリユース学生服の譲渡会は、完全予約制。電話やメールから事前申込を受け付けている。費用は300円～1,500円で、クリーニング代や保管費用としての負担金となる。

品目は、男子のブレザー・ズボン(夏・冬)・シャツ(半袖・長袖)・ネクタイ、女子のブレザー・スカート(夏・冬)・ブラウス(半袖・長袖)・リボンだ。

なお、来年度からは、在校生向けにも学校内で譲渡ができるよう調整しているとのこと。栃木県こども応援なないろは、今後も、宇都宮市内の各学校と連携を図りながら、子どもの学生服支援とごみの削減に取り組んでいく考えだ。

「栃木県こども応援なないろ」の詳しい情報は、公式Instagramで確認を。